認定眼鏡士が、国家資格化することになりました!

認定眼鏡士が、国家資格化することになりました!

なんと、認定眼鏡士がとうとう国家資格化されることになりました!
とりあえずは、喜ばしいことです!
技能検定「眼鏡作製職種」を新設しました。

一部の、認定眼鏡士の資格を取得し、知識と技術を学び続ける熱心なメガネ屋を除いて、
今まで日本では、無資格でメガネ店が出来てしまっていたので、

知識がない人が、眼の検査やフィッティングを行うことで、
悪質な毒メガネ(瞳孔中心位置がズレている、乱視の未矯正、過矯正、低矯正…etc)が蔓延り、
挙句は、そういうメガネを知らずに掛けている影響で、
深刻な健康被害にまで繋がっておりました。(眼精疲労、頭痛、肩こり、めまいなど)

メガネの世界は奥が深い!

わたしはキクチ眼鏡専門学校で4年間勉強をして、
今こうしてメガネ販売に携わっておりますが、
正直、4年間勉強したわたしでさえ、未だに教科書や、眼科学のテキスト、
勉強した資料ををめくることがありますし、
卒業後の現在も、眼鏡学校のオプトメトリックドクターが主催する、
個人勉強会に参加して、知識を入れて勉強し続けています。
そして、眼疾患のお客さまは、信頼のおける眼科できちんと診てもらえるように、
いつでも相談ができる眼科の先生との連携も欠かせません。
それを考えると、知識がない状態で、検査やフィッティングを行うことは、
ある意味、無資格の医者や看護士が、人の身体を診ることに近い感覚なんじゃないか、と感じています。

消費者のメガネ選びの基準

国家資格ではなかったことが原因で、
メガネを買うお客さんもお店選びの基準も、
価格・スピード・ファッション性になってしまっている方がほとんどで、
また、とりあえず名前が知れているお店なら、きちんとしたメガネを作ってくれるのでは?
と考えていて、被害に遭われている方も多くお見受けします。

  • オシャレでさえあればいい。
  • とりあえず安ければいい。
  • 検査時間なんて10分もあれば充分。

しかし、国家資格ではなかったことが原因で、
こういう価値観が生まれてしまったことは、
ある意味業界の責任なのでは、とわたしは考えております。

今後のメガネ業界の行く末

わたしの時代は、眼鏡学校に通わないと、認定眼鏡士の資格を取れなかったんですが、
わたしよりもさらに上の世代は、眼鏡学校に通わなくても、資格がもらえたので、
知識も技術もないけれど資格はあって、メガネ店を営業している、というところもあったり、
チェーン店はまあ、ほとんど眼鏡学校出身者なんていないですが、
きちんと国家資格として機能して、各国の国家資格化しているレベルに追いつくまでは、
まだもう少し時間がかかるのではないか、と思ってます。
今すぐバッサリいったら、そういう方々が失業しちゃうことになり兼ねませんので(;^_^A

個人的には国家資格化することで、
「合わないメガネ」で「健康被害」を負う人が、
今後、減ってくれると良いな、と、強く願ってます。

ちなみに当店は、低価格・スピード仕上げ・スピード重視の低価格チェーン店とは、
まったく真逆の考え方を持ったメガネ店ですので、
適正価格で、きちんとしたメガネを作りたい、というお客様、
見え方でお悩みを持つお客さまのご来店をお待ちしてます(^^)