メガネの資格が国家資格になります。

メガネの資格が国家資格になります。

メガネの試験が国家資格になるため、先日、名古屋で試験を受けてきました。
国家試験には1級と2級があるのですが、わたしは1級を受験しました。
福井でも試験は受けられるのですが、個人的に色々と思うことがあるため、
先輩方がたくさんいて安心できる、名古屋会場で試験を受けました。
PCR検査を受けて陰性のため、福井に帰宅しましたが、
念のため、来店予約は本日まで停止にさせて頂きました。
(でも、仕事はたくさんあるので、デスクワークをしております(;^_^A)

さっそく名前トラブル、勃発。笑

試験は、朝一で、青ざめた馬を見よ!並に青ざめる事件がありました(;^_^A
というのも、わたしの名前がちょっと特殊で、
申し込みの段階で「漢字」が出ないので「ひらがな」で申し込みをしたんですが、
それを協会に連絡することをすっかり忘れておりました。
持参項目を見ると、運転免許証がある・・・。

(えっ、えっ、どうしよう。免許証と申し込みの名前違うから、
わたし、もしかして試験受けられないの・・・?)

まさかの当日の朝に気が付き、慌てて吉原先生に連絡。
先生が、会場にいる伊藤先生にすぐ連絡して下さり、
伊藤先生が、試験管の方に事情を説明して下さることになりました(;^o^A
試験会場に行って伊藤先生を探したんですが、
伊藤先生がトラブルがあったのか、学校へ帰ってしまい、
責任者の方に、名前の件を説明して、

「坂井さん、大丈夫です、僕ちゃんと免許証確認しましたから、受けて大丈夫ですから。
合格証書発行することになったら、文字を作るので、
申込書のところに、正式な名前を書いておいてね!」

と、仰って頂き、試験を受けることが出来ました!(ほんとに焦った~💦)
しかし試験管の方は、免許証の名前を、
目を凝らして(笑)まじまじと、確認してました・・・(;^_^A

「渚」〇
「渚」×

皆さん、違い、わかりますか?
そうです、わたしの名前、旧字体で点ありの「渚」なんです。
眼鏡学校の卒業証書は、吉原先生がきちんと学校側に伝えて下さり、
「渚」で発行して下さったんですが、
認定眼鏡士の免許は「渚」なので、いつもあとからマジックで自分で点を足してました。
だいたい、申し込みなどの画面で旧字体を入れると、弾かれちゃって、エラーで申し込み出来ないんです。
かといって新字体の「渚」の方でも、名前が違っています(;^_^A
何とも悩ましい問題でした…。試験受けれて良かった!

試験の方は、ちょっと迷う問題も幾つかあって、少し間違えちゃいました・・・。
でも全問正解が目的ではなく、あくまでも目的は合格!笑
万が一ダメなら、あと4回受けられるらしいので、
合格を目指して、また来年も頑張ろうと思います!

国家資格を通して、メガネ業界が良くなりますように!

仲良しメンバーとも3年ぶりの再会!
でもほぼ毎日連絡取ってるので、久々感まるでなし。笑

今まで眼鏡に関する資格は、社団法人の「認定眼鏡士」でしたが、
今回の国家資格は「眼鏡作製技能士」という名称の元、
眼科専門医と眼鏡作製技能士が連携し、
「眼の健康を守る」ということが、共通の目標になります。

そもそもわたしは「技術は、お客様に寄り添うためにあるもの」と考えています。

「すごいでしょ!こんだけできるんだよ!」

と、それを盾にして、人に押しつけて、
偉そうにしたり、説教するためのものではないと思います。
技術は、人に喜んで頂くためにあるもの。
 
今回の国家資格を通して、
さらに、お客様一人一人に喜んで頂けるメガネをお作り出来るようになることが、
わたしの目標です。
メガネの世界も色々ですが、
これを機に、良い方向に変わってくれたら嬉しいです。

番外編:足幅が細くて靴が買えなかった話。

さてさて、今回3年振りに県外に出るに辺り、
もう一つの目標が「サンダルを新調すること!」でした。
フォーマルなパンプスは、クリスチャンルブタン、フェラガモ、銀座ヨシノヤのホッソリーナ、
普段用のパンプスは、ペリーコ、サンダルはコールハーン愛用と、
インポートシューズ大好き(笑)なワイズBの「幅狭甲薄」「足指長い」の特殊足です。
というか、ワイズが細すぎて、インポートしか履けません。
それで、愛用しているコールハーンのサンダルがダメになってきたこともあり、
以前セルジオロッシの店員さんから、
「マノロブラニクの方が合うと思う」と言われて、
マノロを試着したんですが、マノロブラニク(SATCのキャリーが好きな靴)が足にピッタリだったので、
マノロのカオスを、購入する気満々で髙島屋へ行きました。
結果、ものの見事に撃沈・・・。
36 2/1にサイズを下げて、ワイズは合うんですが、
親指がもうがっつり「こんにちは」するんですよ。笑
マノロのアーモンドトゥはBワイズだと思うのですが、
カオスは、幅広なのでは・・・あれだけ親指が出る靴を初めて履きました。
ストラップもゆるゆる・・・(;^_^A

ゾゾマットの計測データ。
機械なので、ズレはありますが、まあ概ねこんなもの。

結果、サンダルは名残惜しく諦めて、
第二の目的「ピアノにも使えるフラットシューズの購入」を果たすべく、
ワイズAと噂のRepettoへ向かいました。
レペットは、以前フランスへ行ったときに試着したんですが、
いかんせん、裏底が薄すぎて、歩きづらそうだなぁ、と思ったのが、
わたしのファーストインプレッション。
店員さんに色々と相談して、幾つか出してもらって、
裏底問題は、解決できる靴もあったんですが、
やはりわたしの足指が長くて、捨て寸が短いバレエシューズでは、指がつかえる・・・。
ワンサイズ上のサイズは在庫切れのため、こちらも敢え無く撃沈。笑
ていうか多分、バレエシューズ自体がもう足に合わない疑惑。笑

うおーん、天頂おおお!
サンダル買おうと思って来たのに、
マノロもRepettoもダメだった・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

すっかり意気消沈したわたしは、早々に待ち合わせ場所のサザンインフィニティへ駈け込んで、
いつも靴選びにお付き合い頂ている天頂に泣きついたのは、もう言うまでもありません。笑
しかもふらっと寄ったフェラガモで、
「今はもうヴァラはDからしか入荷ないよ」ということを聞き、震撼する。
フェラガモは、あのリボンさえ我慢すれば、
元がかなり真面目な靴メーカー発祥ということもあって、
すごく履きやすくて好きだったんですが…。
もう国内で靴が買えない疑惑が更に強まる。

銀座ヨシノヤで靴選び

サンダルが買えなかったので、福井に帰ってきて、
とりあえず、手持ちのサンダルでしのごうと、
以前ヨシノヤさんで購入して、小指の爪が取れた(笑)サンダルと、
冠婚葬祭用のパンプス調整のために、西武のヨシノヤさんへすごすごと向かいました。

銀座ヨシノヤさんは、以前の店長さんの時に、靴選びで大分お世話になり、
変わってからは足が遠のいていたのですが、
とりあえず、歩ける靴がないので、背に腹は代えられません。
あと、以前よりも、ワイズが細くなったのでは?と感じていたこともあり、
久々に足の計測もお願いすることに。(C→Bにワイズダウンしていたことが判明!)
二代目の店長さんも、めっちゃ足に詳しかった!さすが靴専門店、ヨシノヤです。

坂井さん、持参のパンプスと、サンダル、ちょっと履いて歩いてもらっていいですか?
~歩き姿をじっと見つめる店長さん~
うーん…。歩いていてふらついてるし、どっちも前滑りしてる。
しかも冠婚葬祭のは、右足、ゆるゆるです。これでどうですか?

サンダルのベルトの穴あけ調整と、中敷き調整、
冠婚葬祭の黒パンプスを、中敷き調整して、もう一度歩いてみました。

わ!すごく歩きやすくなった!
しかも小指の爪が取れたサンダルは、かかとがちゃんとついて来て、軽くなった!
かかとがついてくる、という経験を初めてしたかも。
しかも横から見た時に、前滑りしてないし、親指が出てない!

良かったです!それから坂井さん、これとこれも、一度履いてみてください。
ワイズCだけど、坂井さんの足に合うと思いますよ。

ヨシノヤの細幅ライン(ワイズC)のサンダルとスニーカーをお持ち下さったので、
それを履いてみました。

わっ!ほんとだ!歩きやすい!
やっぱりわたし、ストラップじゃないと、前滑りしちゃうんですね・・・。

そうです、やっぱり坂井さんのようなおみ足の方は、
ワイズも重要ですが、やはり前滑りしない靴選びと、調整がキーポイントですね。
そうすることで、ワイズがCの靴でも履けるようになりますよ。
マノロブラニクのカオスは素敵ですが、あれは、やはり足を支える部分が少ない。
だから、前滑りして、親指が出ちゃうんですね。

そうなんですね・・・。あれもストラップで支えるから良いと思ったんだけどなぁ。
ああいうサンダル、履いてみたかったなぁ。
ああいうのが標準で履ける足が羨ましいです。。。

コールハーンが2足ともダメになっていて、
もう履いて歩けるサンダルがないので、デザインはあまり好みではないのですが、
とにかく「履いて歩ける」を優先して、履かせて頂いたサンダルを購入することにしました。
このあと、コールハーンのサンダルも見て頂いたんですが、
やはり7年近く頑張ってくれただけあって、調整してもダメでした。(残念💦)

専門知識が必要な物は、知識のある人から買わないと、取り返しのつかないことになる。

兼ねがねお伝えしていることですが「メガネと靴は似ている」とわたしは思います。
足に合わない靴を履くと、身体にダメージが出るという、
すごく重要な部分にも関わらず、店員の差に天と地ほどの差で、バラツキがあり、
なおかつ、国家資格化されていないところもそっくりです。
しかも、ただ履ければ良い、と思われていて、
きちんと履きやすさ、快適に歩ける、という部分にこだわらない人が多いところも、似てる。

わたしはいつも、靴に詳しい人がいるところでしか、靴を買いません。
自分で買おうと思って行った靴でも、足に合っていないことなんて多々あるので、
わたしの足に合う靴を、いつも色々選んでもらいます。
そもそも「ワイズ(足幅)」を知らない店員さんがいることにも驚きます。
わたしはいつも、ヨシノヤさんの店長さんの靴の詳しさがすごいなぁ、と思うんですが、
きっとそれって、当店に訪れたお客さまが、わたしに思うことと似てるのかもしれないな、と、
昨日改めて思いました。

正しい靴選びを通して、足に纏わる悩みを解決する。
そして、快適に正しく歩けるを手に入れる。

靴屋さんて、素敵な仕事だなぁー、といつも思います。
眼鏡屋廃業したら、わたしもお悩みを解決する靴屋さんになりたいなぁ♪
と思いましたが、眼か足かの違い。
とりあえず国家資格化したので、
まだしばらくは「眼」の方で頑張ってみようと思います。

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