カールツァイスの東京本社に行ってきました!

カールツァイスの東京本社に行ってきました!

こんにちは、人にやさしく、メガネにもやさしい、福井県福井市のメガネ店、SAKAIです。
お休みをいただいて、実に3年振りに東京の展示会へ行ってきました!
この春まで、コロナに感染した人や店舗、企業への誹謗中傷が、本当に酷くて、
とてもではないですが、恐ろしくて県外へ行くことが出来ませんでした。
しかし実際に、商品が見られないため、仕入れにとても大きな影響が出ていて、
ようやく「コロナになった人を叩く」という風潮がなくなったこともあり、
3年振りに東京の展示会へ行くことが出来ました。
以前から感じておりましたが、コロナに対する地方の誹謗中傷のひどさは、
中世の魔女狩りに近いものがありました。
人と会う以上、誰だって感染リスクがあるものなのに、
誹謗中傷している人は、一生罹らない自身がお有りなんですね。素晴らしいです。
わたしはコロナよりも、人の方がよほど怖かったです。
ただ地方はコロナに対して、どこも同じ状況だったようで、
地方のメガネ店仲間の友人たちも、3年振りに東京入り。
関東の仲間たちとは、3年以上ぶりにお会いすることができました。
そして、実物を見ると、実際に仕入れようと思っていたものとは、
全く別の物を仕入れていたりしたので、やはり展示会へ行く、
実物を見る、ということは本当に大切なんだな、ということを痛感した4日間となりました。

初のカールツァイス本社!

今回、東京滞在4日目に、いつもの仲良しキクチメンバーで、
カールツァイスの本社に行ってきました!
麹町にあるため、とりあえず、11時に本社集合しました。

カールツァイスの本社では、以前の担当の方々とも再会することが出来ました。
実に皆さん、3年振りです。笑
そうです、わたし3年間、福井から一歩も出ていませんでしたから。
今まで大阪・名古屋・東京は年2回ペースぐらいでいっていたのに、
3年間、一切福井から出ないというのは、もう考えられないぐらいの体験でした…。

本社に展示されていた、カールツァイスのカメラレンズと、双眼鏡です。
実は前日に、レンズの技術者の方と夕飯をご一緒させて頂いたんですが、
その方曰く
「カールツァイスとライカレンズは、もう別格」
とのことでした。やっぱりねー。
わたしはツァイスのレンズは、メガネレンズ以外使ったことありませんが、
医療系のお客さまが仰るには、
「カールツァイスの顕微鏡は解像度が違う」らしいですよ。
「あのカールツァイスのレンズなら、解像度が高くて綺麗に見えるはずだから、
ツァイスのレンズにします!」と、決定打になる方もいらっしゃるぐらいです。

カメラレンズと映画コーナー。
007のスペクターも、ツァイスのレンズを使って撮影されているそうですが、
「ツァイスのレンズを使って映画を撮ったことがあるかどうか」
ということが、映画監督のある意味ステータスのようですよ。
それってカメラ界でいう所の
「ライカレンズを使ったことがあるかどうか」
ということと、同じようなことなのかな、と感じました。

前述のとおり、カールツァイスは、顕微鏡の世界でも活躍しております。
解像度が高い=通常の顕微鏡では見えない物が見える、ということですよね。
視覚においてもそうですが「見える」ということで、
圧倒的に広がる世界があるということですね。
特に医学の世界では「見えない世界が見える」ということは、
その先の治療にまで関わってくるわけなので、
「見えませんでした」では済まされない、シビアな世界になりますよね。
その「シビアさ」にきちんと応えるカールツァイスレンズはさすがです。

175年のツァイスの歴史です。
ちなみに月面着陸の瞬間を撮影したカメラレンズは、カールツァイスのレンズです。
カールツァイスのレンズを使っていたカメラは、
当時ハッセルブラッド社なので、カメラはハッセルブラッドだったのかな?
ちなみにカール・ツァイスのカメラレンズは、パキっとしていて、凛とした写りらしいですよ。

最新機種がいっぱい!

ちなみにこの後、横井さんが大絶賛していた、
アイプロファイラという、高次収差(めがねレンズで取り切れないボケ)を計算して、
度数で収差を調整するという機械を体験させて頂くことに。
わたしは、まあまあ高次収差が高い方なので、特に夜の見え方が変化しそうです。
こちらはレンズをオーダーしている最中なので、出来上がりが楽しみです。

ロードオブザリングに出て来そうな大きい虹彩。
カメラレンズの中身

余談ですが、カメラレンズの中身が公開されておりました。
先日頂いてきたフォクトレンダーの冊子にもこういうのが図解してありましたが、
全面と後面が非球面レンズで、
その間に異常部分分散ガラスというレンズを挟み込むことで、
歪曲収差を極限まで補正しているものが、カメラレンズだそうです。

そう考えると、メガネレンズはすごくないですか?
カメラレンズはこれだけたくさんのレンズを使うことで、
収差を補正しているのに、メガネレンズは、それを1枚でやっているんですからね。

カールツァイスのレンズは最高!

カールツァイスのレンズは、お取引させて頂いて以来、
当店でも圧倒的な人気を誇っております。
スッキリとした収差のない、解像度の高い見え方は、本当に癖になる見え方で、
わたし自身が、もう他のレンズを使えなくなりました。
今までレンズのリピートオーダーを頂いたことはなかったんですが、
ツァイスのレンズは技術者さんも仰るように「別格」で、

「またツァイスにして!」

という方が後を絶ちません。
カールツァイスのモノづくりへの徹底したこだわりが、
見え方に反映され、エンドユーザーであるお客さまに、
しっかりと伝わっているからなんでしょうね。
わたし自身がツァイスレンズが大好きなので、これからもお客さまに、
愛をこめて、オススメさせて頂きます!

カールツァイスの番外編は、近日中に、Instagramに掲載させて頂きます!