斜位とは?

こんにちは、人にやさしく、メガネにもやさしい、福井県福井市のメガネ店、SAKAIです。

斜位について

ワードプレスになってから、コラム系の記事に力を入れたかったので、
今回は、ご来店になるお客さまに、意外と多い「斜位」について記事にしてみようと思います。
最近は、眼の健康番組でも時々取り上げられるので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
いわゆる「かくれ斜視」というものですね(^^)
わたしはお客さまに「視線のズレですよ~」とご説明しております。

眼は6本の筋肉で支えられている!

 

例えば、キャッチボールをしているとします。
その時に、ぴゅんぴゅん飛んでくるボールを、目で追いかけないと、ボールは取れないですよね。
自然と眼を、左右に動かしたり、上を見たり、下を見たりして、ボールを取ったり、
ボールを追いかける動きをしていますが、
それらの動きを司っているのは、この6本の筋肉です。

眼を支えている筋肉にも、個人差がある。

でもこの筋肉の動きは、強い、弱いという個人差があるんです。
「えっ、それって、おかしいの?」
と思われる方も多いかと思いますが、それは、おかしいことではなくて、
左右の握力が違う、眼の色・髪の毛の色が人それぞれ違っていることと同じように、
「個人差」があり、人それぞれ、違って当たり前です。
ただ、その筋肉の強弱がいわゆる「斜位」に繋がります。
それでは「斜位」にはどのようなものがあるか、次からご紹介していきますね。

眼はリラックスすると、必ずしも「正面」を向いていない!

6本の筋肉に支えられている「眼」ですが、実は困ったことに、ちょっと「サボり癖」があります。
普段鏡に映るわたしたちの眼は、一番上の「正位」のように正面を向いていますよね。
(※斜視の方々は除く。)
でも、どちらかの眼を隠すと、実は眼は色んな方向でお休みしていたりします。(=視線のズレ)
当店で検査をしたことがある人は(あれね!)と思い当たる節があると思うんですが、
黒いお玉杓子のようなものを使って、どの方向で眼が「お休み」をしているのか、
そして、その「サボり」の量が、多いのか、少ないのかを、わたしたちは予備検査で調べて行きます。
(※上下斜位に関しては、分かりやすいように、あえて両方の眼をカバーした状態にして、図にしてあります。)

分かりやすいように「眼」の「気持ち」を言葉にしてみました。

はーい、それじゃあいまから「カバーテスト」しますね~!
片方の目を今から、隠していきますね!

はー、毎日毎日正面を向いてるなんて、疲れちゃうなー。たまには夜以外も休みたいなー。
~カバーで右眼が隠される~
お!いい具合に眼が隠れたぞ!よし、バレないように、今のうちにちょっといつもの定位置でサボっちゃおうっと!
~カバーが外される~
ぎゃー!サボっていたのがバレた!たいへんたいへん!
~眼が慌てて正面に戻る~

あっ、外側から内側へ向かって眼が動いた!
〇〇さんの眼は、リラックスしているときに、外側で眼がお休みしている傾向にあるみたいですね(^^)!

声にしてみると、ちょっとは分かりやすいですね。笑
眼も、誰も見てないときは、サボりたいよ~、ってことなんでしょうか。そう考えると、ちょっと人間的?
話を戻すと、大多数の人が、上の会話のように「外側」で眼がお休みしています。
図でいうと「外斜位」という部分ですね。

斜位があるとどうなるの?

「斜位」は、多かれ少なかれ、どなたもお持ちの「眼の個性」ですが、
「斜位」があることで、問題になるのは、この「斜位量」を、
自分の力を使って、補えない場合です。
また「斜位の方向」によっても、トラブルが起きやすくなります。

「斜位」を自分の力で補えないと、ザっと思いつくだけでも、下記のような症状が出てきます。

  • 眼が疲れる
  • 頭が痛い
  • 肩が凝る
  • ボケる(ピントが合いづらい感じ。)
  • 時々ダブって見える時がある
  • もしくは常にダブって見える。
  • 集中力が続かない(長時間の勉強や仕事が苦手)
  • 写真撮影などで、いつも首をまっすぐに直される。(常に首が斜めになっている)
  • 乗り物酔いが多い
  • 距離感が掴みにくい(転んだり、つまずいたりしやすい)
  • 球技が苦手 etc…

今までの経験から「内斜位」「上下斜位」は特に厄介で、
自分の力で「斜位」を補えない場合、

高確率で上記の症状を訴えられる方が多いように思います。
以前担当させて頂いた方に至っては、上下斜位の量があまりにも大きすぎて、
近方で片方の眼しか使っていなかった…というケースもありました。
【事例紹介】近くを見るときに実は片眼しか使っていなかった。
特に「上下斜位」に関しては、ブログを読まれて、自分のことだ!
と、駆け込んでいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
病院に行っても「見えてるから大丈夫です」で済まされるけど、でも不調がある……というので、
ご本人様も悩まれているケースを多々お見受けするように思います(;^_^A

「1.2見えているから大丈夫」だけでは済まされない問題=「斜位」

日本のメガネ市場は「視力」だけで物事を決めがちで、前述の方のように、
「1.2見えてるから大丈夫って言われたけれど。でも、調子が悪い。」
と悩まれている方が実は多くいらっしゃるのが現状だと思っております。
眼鏡店は「屈折異常」を補正することが仕事です。
「眼の個性」「お客様の性格」「ライフスタイル」をきちんと把握し、
「両眼を正しく使えて、なおかつよく見える【楽なメガネ】を作る」ということが、
わたしたち眼鏡士のお仕事だと思っております。

見えてるのに、何だかよく分からない不調がある方は、ぜひご相談くださいね~。

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